ConoHa VPS

ConoHa VPSでDjango環境を作成してデプロイしてみる

ConoHa VPSでDjangoアプリケーション動かしたいんだけど?

そんなやり方をこの記事では書いていきます。ConoHa VPSでDjangoアプリケーションを動かす方法です。

この記事で分かること

  • ConoHa VPSでサーバー構築する方法
  • ConoHa VPSでDjangoアプリケーションを動かす方法

ConoHa VPSでDjangoが動くサーバーを立てて、簡単にDjangoアプリケーションをアップロードして確認できるまでやってみます。

ConoHa VPSでDjangoアプリケーションを動かしていきましょう。

ConoHa VPSでDjangoアプリケーションを動かす手順

動かす手順としてはこんな流れです。

  • ConoHa VPSでサーバー構築する
  • Djangoアプリケーションをデプロイする

作成したサーバーにローカルのDjangoアプリケーションをアップロードして公開します。

サーバー構築にはDjangoのアプリケーションテンプレートを使う

ConoHa VPSにはサーバー構築時にアプリケーションを選択することができます。Djangoもありますね。

これでDjango選択するとどうなるの?

Djangoを使える環境でサーバー構築をしてくれるよ。

OSも自動で決まってくるんだけど、Djangoの場合はununtuになります。

Djangoテンプレート

ubuntuは嫌だ・・・っていう場合はアプリケーションテンプレートを使わないで、他のOSを選択してサーバー構築するといいですよ。

ただ今回はこのDjangoテンプレートを使ってやっていきます。

ConoHa VPSでサーバー構築する

ConoHa VPSでサーバー構築をしていきます。ConoHa VPSから申し込むと最大1ヶ月無料で使える700円分クーポンがプレゼントされるみたいです。


ConoHa VPSヘの申し込み方法は以下の記事で書いているので、よく分からなければ参考にしてみてください。

ConoHa VPS

ConoHa VPSの申し込み方法を解説します。

2022/12/18  

何か始める時には流れが少しでも見えていないと不安ですよね。 今回はそんな不安を解消するために、ConoHa VPSの申し込み方法を書いていきたいと思います。 これからConoHa VPSを始めようと考 ...

気をつけるのはメモリで最低でも1GB以上にすることをお勧めします。


いくつか選べる項目があるんだけど、こんな感じでやります。

  • サービス・・・VPS
  • VPS割引きっぷ・・・利用しない
  • メモリ・・・1GB
  • イメージタイプ・・・Django
  • オプション・・・そのまま

これで追加ボタンを押すとサーバー構築が始まります。

サーバーの構築が終わったらステータスが起動中になります。

これで起動できたので、サーバーの中に入って確認していきましょう。

サーバーの中身を確認する

作成したサーバーの中身を確認してみましょう。ネームタグをクリックするとコンソールがあるから、そこから見てみるといいです。

コンソールへのログインは以下で行えます。

  • ユーザー名:root
  • パスワード:サーバー作成時に設定したrootパスワード

SSH接続してみた方がやりやすい

コンソールは管理画面から使えていいんですが、正直使いづらいです。SSH接続してみた方が普通にやりやすい。

SSH接続の方法はConoHa VPSでSSH接続する方法で書いているから、よかったら参考にどうぞ。

環境確認

作成したサーバーにSSH接続して確かめてみると以下のような環境でした。

$ apachectl -v
=> Server version: Apache/2.4.41 (Ubuntu)
   Server built:   2022-03-16T16:52:53
$ python3 --version
=> Python 3.8.10
$ python3 -m django --version
=> 4.0.3
$ pip list
=> 色々入っている

バージョンなんかは事前に確認しておくといいですよ。デプロイするアプリと異なるとエラー起きたりしてしまうので。

ブラウザから確認してみる

サーバーのIPをアドレスに打ってみるとDjangoの初期画面が表示されました。

Apacheの初期画面じゃないので、ここらへんの紐付けはできているようですね。設定ファイルを見てみると/home/django/sample/sample/wsgi.pyに飛ばすようになっているみたい。

$ cat /etc/apache2/apache2.conf
WSGIScriptAlias / /home/django/sample/sample/wsgi.py
WSGIPythonPath /home/django/sample

DjangoアプリケーションをConoHa VPSにアップロードする

ローカルで作成したDjangoアプリをアップロードします。アップロードにはFTPソフトを使ってやりますね。

djangoフォルダ配下にあったものは消して自分でアップロードしたアプリケーションフォルダだけにします。

CyberDuckを使用

これで後は設定を諸々変更すれば表示できるはず。

アップロードするDjangoアプリケーション

アップロードするDjangoアプリケーションは単に「Hello! Django!! from ConoHa VPS.」と表示するだけのアプリケーション。

Dockerを使ったけど、この中にあるmanage.pyとmy_appだけをアップロードしました。

.
├── Dockerfile
├── docker-compose.yml
├── manage.py
├── my_app
│   ├── __init__.py
│   ├── __pycache__
│   │   ├── __init__.cpython-39.pyc
│   │   ├── settings.cpython-39.pyc
│   │   ├── urls.cpython-39.pyc
│   │   ├── views.cpython-39.pyc
│   │   └── wsgi.cpython-39.pyc
│   ├── settings.py
│   ├── templates
│   │   └── index.html
│   ├── urls.py
│   ├── views.py
│   └── wsgi.py
└── requirements.txt

WSGIScriptAliasのパスを変更する

Apacheのドキュメントルートがサンプルのアプリケーションに向いているので変更します。今回のアプリはmy_appとします。

$ vim /etc/apache2/apache2.conf

WSGIScriptAlias / /home/django/my_app/my_app/wsgi.py
WSGIPythonPath /home/django/my_app

これで自分のアプリのwsgi.pyを参照するようになりました。

settings.pyの設定を変更する

設定も確認しておきましょう。変わらないといけなそうなところを赤字で表示。

$ vim settings.py

ALLOWED_HOSTS = ['サーバーのIPを入力']

INSTALLED_APPS = [
    'django.contrib.admin',
     ・・・・
    '自分のアプリ名を入力'
]

ROOT_URLCONF = '自分のアプリ名.urls'

EMPLATES = [
    {
        'BACKEND': 'django.template.backends.django.DjangoTemplates',
        'DIRS': ['templates'],
         ・・・
    }

WSGI_APPLICATION = '自分のアプリ名.wsgi.application'

wsgi.pyも確認しておく

os.environ.setdefault("DJANGO_SETTINGS_MODULE", "自分のアプリ名.settings")

必要なモジュールはインストールしよう

アプリケーションに必要なモジュールは必ずあるはずなので、pipかなんかで必要なものはインストールしておきましょう。

また、設定を変更したらApacheは再起動して確認するといいですよ。

$ serviec apache2 restart

サーバーにアクセスして表示を確認する

他にも色々出てくるかもしれないけど、サーバーにアクセスしてみると無事アップロードしたDjangoアプリケーションが表示されました。

単に表示するだけだから簡単なものだけど一応ローカルに作ったDjangoアプリケーションをConoHa VPSで動かすことができましたね。

まとめ

今回やったような流れは下記です。

  • サーバー作成時にDjangoテンプレートを選択
  • FTPソフトでローカルのDjangoアプリケーションをアップロード
  • 設定を諸々変更

テンプレートを利用すれば、すでにサンプルのDjangoアプリが動く環境で作ってくれるのでそれなりに楽ですね。後は設定を自分のアプリのものに変更すれば動くと思います。

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