さくらのVPS

さくらのVPSでKUSANAGI・ワードプレスを使う方法を紹介します。

さくらのVPSでKUSANAGI使ってワードプレスインストールしたいんだけどできる?

KUSANAGI使えますよ!

この記事ではさくらのVPSでKUSANAGIを使ってワードプレスをインストールして動かすっていうことをやっていきます。

この記事で分かること

  • さくらのVPSでKUSANAGIを使う方法
  • KUSANAGIの設定方法
  • ワードプレスのインストール方法

さくらのVPSでサーバーを立ててKUSANAGIの設定、ワードプレスのインストールをして画面が見れるまでやっていきますよ。

ポイント

KUSANAGIを使わないでワードプレスをインストールして使うっていうことは以下の記事でやっているので、KUSANAGIを使いたくない場合はこちらを参考にしてみてください。

さくらのVPS

さくらのVPSでワードプレスをインストールする【CentOS9】

2022/8/8  

そんな疑問を解消するために、この記事ではさくらのVPSでワードプレスをインストールしていきたいと思います。 順番にワードプレスを使える環境を作っていきます。同じようなことをしたい方は参考にしてみてくだ ...

さくらのVPSでKUSANAGI × WordPressをやっていこう。

さくらのVPSでKUSANAGIワードプレスを始める手順

KUSANAGIでワードプレスを使うまでの方法はこんな流れです。

  • さくらのVPSに登録する
  • さくらのVPSでKUSANAGIを選択してサーバーを立てる
  • KUSANAGIの設定をする
  • ワードプレスをインストールする

少し面倒なのがKUSANAGIの設定ぐらいなんだけど、コンソールから設定するだけでいろいろやってくれるから割と楽です。

KUSANAGIはサーバー立てるときに選ぶだけ

KUSANAGIはサーバーを立てる際にOS選択時に選んで使うことができます。サーバーを立てるときに選ぶだけだから簡単ですね。

さくらのVPSでKUSANAGIを使ったサーバーを立てる

まずはさくらのVPSでKUSANAGIを使ってサーバーを立てます。ゾーンはどこでもいいけど、東京第2にしておきます。

プランは毎月払い、4GBを選択。KUSANAGIの推奨環境はメモリ4GB以上なので、4GBにしておきます。

ストレージ変更オプションは変更手数料が0円の200GB。

次へをクリックしてサーバー設定画面でサーバー名・サーバー説明を入力しておきましょう。後でも設定できるし、別に空欄でも大丈夫。

インストールするOSでKUSANAGIを選択。

バージョンは9(CentOS Stream 8 ×86_64)。管理ユーザー名は最初から決まっているけど、パスワードは設定できるので設定しておきましょう。

スタートアップスクリプトっていうインストール時に実行できるスクリプトがあるけど、今回は利用しません。

SSHキーも登録できるけど、登録せずにいきます。

支払いは毎月払いにしてクレジットカード払いにしましょう。

2週間無料のお試しは利用します。

お支払いボタンを押すと、完了します。

KUSANAGIを入れたサーバーを起動する

少しするとサーバー一覧に今作成したサーバーが表示されるからそれをクリック。

初期状態だと停止しているので、起動しましょう。

起動するとコンソールが使えるから、コンソールにログインしてみます。

  • ユーザー名・・・root
  • パスワード・・・設定したパスワード

ログインするとKUSANAGIの文字が表示されました。

KUSANAGIの設定をする

KUSANAGIの初期設定を参考にしながら進めます。コンソールにログインしてやっていきますよ。

$ dnf update -y
$ reboot

KUSANAGIの初期設定をします。

これらをコマンドで設定するんだけど、こんな感じで実行です。

$ kusanagi init --passwd kusanagiユーザーのパスワード \
> --nophrase \
> --dbrootpass rootのパスワード \
> --nginx123 \
> --mariadb10.6 \
> --php81 \
> --ruby
  • KUSANAGIユーザーのパスワード
  • 鍵認証のパスフレーズ
  • MySQLのrootユーザーのパスワード
  • 使用するwebサーバー
  • 使用するデータベース
  • 使用するPHP
  • 使用するruby

Nginxは1.23、MariaDBは10.6、PHPは8.1です。実行するとinit completedと表示されましたね。

公開鍵は必要ならダウンロード

公開鍵がrootディレクトリ配下に生成されるので、初期設定が完了して必要ならばダウンロードするといいです。

鍵認証に必要な公開鍵がルートディレクトリ(/root)にkusanagi.pemとして生成されますので、初期設定完了後、必要に応じてダウンロード等を行ってください。

KUSANAGIのプロビジョニング設定をする

プロビジョニングはKUSANAGIのプロビジョニングを参考に進めます。

$ kusanagi provision --wp wordpress \
> --wplang ja \
> --fqdn サーバーのIPアドレス \
> --noemail \
> --dbname wp_db \
> --dbuser wp_user \
> --dbpass wp_user_password

ポイント

fqdnにはドメインを普通指定するけど、今回ドメインは用意していないのでIPアドレスを指定しています。Let's Encrypto設定はIPアドレスだと無理なので、--noemailと指定しました。

実行が完了するとprovison completedと出ました。(provisionじゃないのか・・・)

さくらのVPSでポート開放する

デフォルトだと80番ポートが制限されているので、アクセスできるように許可します。[グローバルネットワーク→パケットフィルターを設定]から接続可能ポートを追加します。

Webを選択。

これでIPアドレスにアクセスするとワードプレスの設定画面が出てきました。

ワードプレスの設定をする

後はブラウザにIPアドレスを打ち込んで出てくるワードプレスの設定画面から設定していけばいいだけです。アクセスするとこんな画面ですね。

必要な情報を入力していきます。

  • データベース名・・・KUSANAGI設定時に設定したデータベース名
  • ユーザー名・・・KUSANAGI設定時に設定したユーザー名
  • パスワード・・・KUSANAGI設定時に設定したパスワード名
  • データベースのホスト名・・・そのまま
  • テーブル接頭辞・・・そのまま

インストール実行をしたらサイトのタイトルやユーザー名を入力してインストールしましょう。

  • サイトのタイトル・・・好きなサイトのタイトル
  • ユーザー名・・・好きなユーザー名(管理画面ログイン時に使う)
  • パスワード・・・好きなパスワード(管理画面ログイン時に使う)
  • メールアドレス・・・自分のメールアドレス

インストールが成功したので、ワードプレスの管理画面とトップページにアクセスしてみるとちゃんと表示されました。

管理画面
トップページ

KUSANAGIを使ってワードプレスインストールできましたね。お疲れ様です。

まとめ - さくらのVPSでKUSANAGIを使ってワードプレスをインストール

今回はさくらのVPSでKUSANAGIを使ってワードプレスを使うっていうことをやりました。

  • さくらのVPSでKUSANAGIを選択してサーバーを立てる
  • KUSANAGIの設定をする
  • ワードプレスをインストールする

個人的にはもっと面倒だと思ったけど、思ったより簡単でした。WebサーバーやDBの設定をKUSANAGIのコマンドで全て設定できてしまったので楽です。

前にさくらのVPSでKUSANAGIを使わないでワードプレスをインストールするっていうことをやったけど、KUSANAGI使ってやった方が手順も楽でいいですね。

さくらのVPS

さくらのVPSでワードプレスをインストールする【CentOS9】

2022/8/8  

そんな疑問を解消するために、この記事ではさくらのVPSでワードプレスをインストールしていきたいと思います。 順番にワードプレスを使える環境を作っていきます。同じようなことをしたい方は参考にしてみてくだ ...

  • この記事を書いた人

管理人

各VPSの使い方を紹介します。

-さくらのVPS